堂々と生きよう
生きる上で、人と関わる上で、
社会と交わっていく上で、
誰しもが経験したことであろうこの三文字
”劣等感”
人は劣等感に苛まれる生き物だ。
そいつはどこからともなくやって来るのか、もしくは自分の心の奥底に蔓延っているのか、突如不安な煙を撒いては、頭の中の思考をボカし、自信はいとも簡単に無くなってしまう。
人が地に足を着けて安定な精神状態でいるための最終ゴールは、劣等感に苛まれる時間がない人生。つまり堂々と生きている時間だ。
堂々と生きよう。
堂々と生きるためには
まずは、今の自分を認めること
そこから始めてみよう。
それは弱い自分も、強い自分も二つのバランスをよく取っていこう。
そしたら次のステップで
今できること、そしてしなくてはいけないこと、
今はできないけどやり続けて習得できること、など。
現時点を知れば、判断や分析ができる、
だから次は行動だ。心をまずは整理をして、つぎは行動に移す。
その行動をするにも、闇雲に行動すればいいわけではない。
人生において行動の優先順位はいくつかある。
それは、4つに別けられる。
第一象限:重要で、緊急度の高い事象(日々の仕事)
第二象限:重要だが、緊急度の高くない事象(将来への投資、劣等感を無くす努力)
第三象限:重要ではないが、緊急度の高い事象(生活全般の家事、買い物)
第四象限:重要でもなく、緊急度の高くない事象(飲み会、趣味)
このプライオリティの象限選択の順番が
第一→第二→第三→第四とやっていくことが大事です。
最初の話に戻します、劣等感は人生のやるべき重要なタスクを含んでいると僕は考えていて
例えば、勉強ができなくて学生時代のころは成績が良くなく落ちこぼれだった。
大学受験に失敗し、学歴にコンプレックスを持つ。
社会人になってもその劣等感に苛まれる日々が続き、あの時もっと勉強出来ていれば、、と後悔を繰り返す。そんなことはよく聞く話ではないでしょうか。
でもその例えで言う所の、勉強ができないという劣等感
それを克服するために勉強を社会人になった今、実際にコツコツと会社から帰ってから勉強をやってみて、最初からうまくはいかないけど、次第にやっていくうちにできるようになり、小さな成功体験が生まれて、自分は勉強が出来ないんじゃなくて、本気になってやれていなかったという事に気づいたとする。
そうすると、その人が学生時代の時から今まで抱えていた”劣等感”が徐々に薄まって、努力を続けていくうちに溶けて消えていくのではないかと僕は思います。
劣等感は誰しもがあるものです。とても人様にお見せできない、とても触れられたくない劣等感を持っているのもよくある事だと思います。
皆んなが持っているのだからいいや、ではなく。
大事なのはその劣等感を持ち続けることをキープするのではなく、劣等感を無くすための行動を起こす事です。
人生を好転させるためには
第二象限に多くの時間と労力を割く必要があります。
しかし、時間と労力は精神力と密接な関わりがあるので、中途半端に努力を継続をし続けると次第に、当初の情熱が弱まってしまい、ある日を境にパッタリと辞めてしまったり、または楽をしたいと諦めてしまう、そんな事を何度も繰り返した事は多くの人があると思います。
明確な目標立てても、やりたいと思い続けるモチベーションが無いと、いろんな言い訳が頭によぎる、それが人間という生き物だと思います。
そこでキーとなるのは、モチベーション。
モチベーションを、高く維持するために
劣等感は役に立ちます。それは物事を継続させ続けるからです。
どういうことかと言うと
劣等感はどこまでもどこまでも、生きてる限り付き纏います。
果たして、自然と消滅するのでしょうか。
私の経験上、一度持った強烈な劣等感は、幾度となく繰り返し頭によぎり、劣等感を思い出すシチュエーションに出会っては苛まれる物だと感じています。
つまり、消す努力が必要という事です。
そこまでしつこい劣等感というのは、裏を返せば強烈なパワーの源。そんな風にも考えることができます。
だからこそ、この強烈なパワーを逆手に取って劣等感を消していけばいいのです。
劣等感という源を「克服してやる!」と爆発力や推進力のようなエネルギーに変換して劣等感をなく行動をする。
なんと痛快なことでしょう。劣等感に苛まれた事が逆に追い風となりパワーを付けてくれるのですから。
そして、劣等感を無くなる事が堂々とした生き方に繋がります。
劣等感が消えて無くなるぐらいの努力が続いて、成果が出た時に人生は好転していくと考えています。
まとめると。
①自分を認める(劣等感を受け止める)
②人生のプライオリティを判断分析をする
③劣等感をモチベーションに変える
④行動を起こす(劣等感を消す努力をし続ける)
では次に、成長のプロセスを分かっている人が大きく成長するという話です。
成長する人と成長していかない人の
大きな差はなんだろうと考えた時に、僕はこの図は確かに的を得ていると感じました。
この通り、行動には必ずプライオリティがあるということですが
先に触れた象限のさらに深く、本質を捉えている考えだと思います。
第二象限に労力と時間を使い、コンプレックスを無くす努力をするべきだと僕は書きましたが
その中でも、更に勉強を例に出すと
得意な分野、勉強したい分野、理解できていないこと、などがあり、それをまず初めにやるならば、理解できていないところからスタートする
それが自分の可能性を広げ、出来ないことが出来るようになるので、小さな成功体験を生みます。そして勉強のモチベーションアップにつながり、得意な分野も、勉強をしたい分野も、意欲的になるのではないかと考えました。
僕は劣等感を持っています、だからこうした記事も書くし、
日々の取り入れる情報もなるべく自分が成長できるようなことに時間を割くようにしてはいます。
でも、今の現時点が過去の自分の成長の最前線ならば、今は胸を張り堂々と生きようと思います。「後悔先経たず」とは言いますが、僕は、劣等感というものを行動力を生む推進力のツールにして、役に立たせようと思います。
堂々と生きよう。未来は何とでもなる。